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□ 武器 - 魔法書 □

魔法書 <英名> [分類] [出典]
  • 『マイ・ストーリー』 <"My Story" by Sherry the Mouse> [魔法書] [オリジナル]

    前半に『マイ・ストーリー』が記され、特殊な魔力の付加された魔法書、バレンタイン限定版。
    少量のステータス上昇に加え、属性防御力を大幅に上昇してくれる特殊な防御用のマジック効果をもっている。
    元ネタ: マイ・ストーリー [Ultima Online]

    並行世界のソーサリアで起こったロード・ブリティッシュとタイムロードとの邂逅、この世界の秘密が解き明かされる。
    その事件をネズミのシェリーが見、記録したもので、原題は『My Book』とも。

    この事件を機に、ロード・ブリティッシュはオリジナル世界の為、犠牲になることを望む。
    その犠牲はかけがえもなく大きいもので、現世界の破壊に他ならない。
    一方、ロード・ブラックソーンは現世界の民、または現世界そのものを愛し、自分たちの手により自分たちの世界を護ることを誓う。
    こうして両者の対立は深まり、ブリティッシュ王もまた孤立してゆく――その結果が大災厄であった。

  • アーカーシャ年代記 <Akashic Chronicles> [魔法書] [オカルト、グリモア等]

    『宇宙の記憶』『マーキュリーの水』とも呼ばれる、すべての記録、記憶を有す上位オラクルに言及した書。
    エンハンス効果に加え、アガペーという特殊なマジック効果をもち、消費マナを抑えることが出来る。

    アーカーシャとはエーテルの一種で第五要素の一つといわれている。
    アーカーシャには、地上で起きたあらゆる世界の出来事と、あらゆる思想や行為の個人的な経験を歴史的に記録されているという。
    これらは消すことが出来ず永遠に記録され続け、正常であれば道士や修業者がこれらの秘密を読み出すことが出来る。

  • 失楽園 <Paradise Lost> [魔法書] [キリスト教文学]

    高位魔神など、被造物が創造主に対して行ったとされる謀反、人が楽園を追われた原罪などを綴った書。
    エンハンス効果に加え、ヴェリティという特殊なマジック効果をもち、詠唱待機時間を抑えることが出来る。

    盲目の詩人、ジョン・ミルトンによって著された英国の英雄叙事詩。
    天上篇では自由意志を尊び、至高神に反逆する天使長ルシファーの敗北と再起を描き、地上篇においては罪を受け入れ楽園を追放されるアダムとイーヴ、彼らの赦しを乞い死を受け入れる御子を描いた。
    キリスト教文学の最高傑作であり、ダンテの『神曲』と並び代表作とされている。

  • 神曲 <La Divina Commedia> [魔法書] [キリスト教文学]

    地下世界(地獄)、地上世界(煉獄)、宇宙(天上)といわれる三大世界の解説を主とする書。
    エンハンス効果に加え、ヴァラーという特殊なマジック効果をもち、魔法発動率を上げることが出来る。

    イタリアはフィレンツェの詩人であり政治家、詩聖ダンテ・アリギエリが詠った計百歌の韻文による詩作品。
    主人公ダンテが古代ローマの詩人ウェルギリウスに導かれ、地獄、煉獄を遍歴し天国へと到達する物語である。
    文学作品として最大の栄誉を受けているが、読解には宗教、歴史、世界情勢、地理、自然科学など、あらゆる知識が必要になり非常に難解。

  • ホノリウス <Honorius> [魔法書・無属性] [オカルト、グリモア等]

    黒魔術に関する書で、主に儀式に関しての解説がなされている。
    エンハンス効果に加え、アガペーという特殊なマジック効果をもち、消費マナを抑えることが出来る。

    現存する魔法書の一冊。
    「黒魔術におけるすべての儀式のうちで、もっとも悪魔的」とオカルティストのウェイトによって記されている。

  • エプタメロン <Heptameron> [魔法書・無属性] [オカルト、グリモア等]

    精霊の召喚方法、隠された秘密の発見などを主とする書、占星術師によって著されたという。
    エンハンス効果に加え、ヴェリティという特殊なマジック効果をもち、詠唱待機時間を抑えることが出来る。

    異端審問に問われたアバノの魔術師、占星術師ペトロ [1250?-1316?] によって書かれたとも云われるが、十四世紀以後の魔術書である。
    精霊の召喚を扱い、基本的な黒魔術の実践方法にも触れられている。

    『ナヴァルの女王マルグリット』に同名の有名な物語が存在するが無関係。

  • エンキリディオン <Enchiridion> [魔法書・無属性] [オカルト、グリモア等]

    魔除けや祈祷書を集成した書。
    エンハンス効果に加え、ヴァラーという特殊なマジック効果をもち、魔法発動率を上げることが出来る。

    1523 年に出版されたといわれている魔法書の一冊。
    その実はお守りと祈祷書を集成したものである。
    伝説のシャルルマーニュ大帝やレオ皇帝と関係がある魔法書と伝えられるが、偽称であるとも。

  • ピスティス・ソフィア <Pistis Sophia> [魔法書・火属性] [オカルト、グリモア等]

    ピスティスは信仰を、ソフィアは智慧を意味する、聖なる女神とよばれるサキュバス、魔神ソフィアに言及した書。
    エンハンス効果に加え、アガペーという特殊なマジック効果をもち、消費マナを抑えることが出来る。

    グノーシス派の経典、グノーシス主義における創世神話や伝説などを扱う。
    女神ソフィアの堕落が物質世界の創世といわれる。
    『ピスティス・ソフィア』によれば、彼女は悪霊アウターデスによって誘惑され、永遠のプレローマから混沌へと堕ち、幽閉されているという。

  • デ・マギア・ウェテルム <Arbatel De Magia Veterum> [魔法書・火属性] [オカルト、グリモア等]

    『入門書(アルバテル)』とも呼ばれ、グリモアといわれる一連の魔導書の一冊。
    エンハンス効果に加え、ヴェリティという特殊なマジック効果をもち、詠唱待機時間を抑えることが出来る。

    指示を与える天使の代理人から名称を授かったといわれている魔法書。
    ”アルバテル”とは超越的な魔法の儀式である。
    良い精霊と悪い精霊、また彼らの力の配分を羅列しているという。

  • アントロポソフィア・テオマジーカ <Anthroposophia Theomagica> [魔法書・火属性] [オカルト、グリモア等]

    アントロポス(人間)、ソフィア(智慧)、テオ(神)、マジック(魔術)という名を関する人智の書。
    エンハンス効果に加え、ヴァラーという特殊なマジック効果をもち、魔法発動率を上げることが出来る。

    錬金術師エウゲニウスことトマス・ヴォーンによる書、死後である 1650 年に出版された。
    副題は『死者との対話』。

    ANTHROPOSOPHIA THEOMAGICA, OR A DISCOURSE OF THE NATURE OF MAN AND HIS STATE AFTER DEATH

  • アーマの書 <Book of Armagh> [魔法書・水属性] [オカルト、グリモア等]

    主に各地の伝説や魔術を集成した書、ラテン語で綴られている、アーマは地名。
    エンハンス効果に加え、アガペーという特殊なマジック効果をもち、消費マナを抑えることが出来る。

    主にラテン語で書かれている九世紀アイルランドの写本、ダブリンのトリニティ大学図書館に所蔵される。
    古アイルランド語や聖パトリックに関して記載されているものでは最古の書といわれており、非常に貴重。

  • シビラの書 <Sibylline Books> [魔法書・水属性] [オカルト、グリモア等]

    キューメーの巫女シビラの預言を記した書、アポローンの神託ともいわれ、本文は暗号化されている。
    エンハンス効果に加え、ヴェリティという特殊なマジック効果をもち、詠唱待機時間を抑えることが出来る。

    古代ローマの予言書。
    秘密の言葉やアクロスティックを使用した六歩格で書かれ、ローマはカピトルの丘の神殿に保管され、のちにパラチナの丘の宮殿に移されたと云われる。
    現存の本文のうち、重要な部分はほとんど失われており、シビラに書かれたと主張されているものは贋作であるという。

  • ディザンの書 <Book of Dyzan> [魔法書・水属性] [オカルト、グリモア等]

    世界最古の写本ともいわれ、センザール語という失われた言語で書かれている。
    エンハンス効果に加え、ヴァラーという特殊なマジック効果をもち、魔法発動率を上げることが出来る。

    ディザンは”神の知識”を意味するサンスクリット語”ディヤン”がチベット語に訛ったもの。
    内容は、秘教の象徴法によって、宇宙の進化の歴史を語るもので、解説さえもが難解を極めるらしい。
    この書からの抜粋はブラヴァッキー夫人によって、多くの注解の基礎として用いられ、のちに彼女の『秘儀』の最初の本となった。

    「これらの章はすべて、肉体的頭脳による普通の理解よりも、むしろ内部の能力に訴えているということを、憶えておかなければならない」

  • オックルタ・フィロソフィア <Occulta Philosophia> [魔法書・風属性] [オカルト、グリモア等]

    アラビア語の魔術書『賢者の目的(ガーヤト・アルハキーム)』を元に編纂されたといわれる書。
    エンハンス効果に加え、アガペーという特殊なマジック効果をもち、消費マナを抑えることが出来る。

    『隠秘哲学について』と訳されるケルンの魔術師アグリッパによる書、1531 年刊行。
    占星術や錬金術、魔術などをカバラ理論の下に整理、集成し、後々の西欧の神秘思想に多大な影響を与え続ける事となった。

    原題『De Occulta Philosophia Libri Tres』

  • オェディプス・アェギュプティアクス <Oedipus Aegyptiacus> [魔法書・風属性] [オカルト、グリモア等]

    『エジプトのオイディプス』と題される、ヒエログリフ(象形文字)で綴られた難解な書。
    エンハンス効果に加え、ヴェリティという特殊なマジック効果をもち、詠唱待機時間を抑えることが出来る。

    古代エジプト研究者でもあるイエズス会司祭アタナシウス・キルヒャーによって、1652 年から 1654 年に出版された。
    彼はこのヒエログリフの読解について、カルデア占星術、カバラ秘術、ギリシア神話、ピタゴラスの数学、アラビア錬金術、ラテン文献などを基にしたと主張していた。
    ただし、この読解は後に失敗だったとされているが、それを差し引いても彼は最大級の貢献を讃えられている。

    オイディプースは古代ギリシア、ボイオーティア中心都市テーバイの王。
    ギリシア悲劇の最高傑作、ソポクレスによる『オイディプス王』としても有名である。

  • ルディクルム・キロマンティクム <Ludicrum Chiromanticum Praetorii> [魔法書・風属性] [オカルト、グリモア等]

    ルディクルムは遊び、キロマンシーは手相を意味する、個々の占術を集成した書。
    エンハンス効果に加え、ヴァラーという特殊なマジック効果をもち、魔法発動率を上げることが出来る。

    ヨハネス・プラェトリウスによって 1659 年に発表された、1661 年刊行。
    題名のとおり主に手相に関するものであるが、個人占い、とりわけ身体に関するものでは最大の影響力をもつ集成本となっている。

  • エノク書 <Book of Enoch> [魔法書・土属性] [オカルト、グリモア等]

    魔神や魔術に言及する一連のエノク文献の一つ、エノク語といわれる言語で書かれている。
    エンハンス効果に加え、アガペーという特殊なマジック効果をもち、消費マナを抑えることが出来る。

    異端文書または旧約聖書偽典と呼ばれる一連の書物の一つ、エチオピア正教などでは正典として扱われる。
    天使たちの堕天から地上世界の汚染、大洪水による浄化などが綴られ、多くの天使、堕天使などの記述があった。
    天界より選ばれた書記官エノクが記した書といわれ、後に彼はミカエルに導かれ大天使メタトロンとなる。

    メタトロンは最も力強く最も若い天使であり、150 億年の歴史を持つ天上の中でも若干 8500 年しか生きていない。
    旧約聖書『出エジプト記』では炎の柱として顕れ、多くの虐殺や殺戮を行い、自身に背く者たちを嬉々として串刺しにする血に飢えた殺人鬼でもある。

    エノク語――エノキアン――は古代アトランティスで話されていた言葉に名づけられた秘密文字の一種、聖書のエノクとは無関係。
    デーモン文献である『エノクのデーモン』などに関係される。

  • 死者の書 <Book of the Dead> [魔法書・土属性] [オカルト、グリモア等]

    高位のものから下位のものまで、四百六十万一千二百の魔神について言及されるデーモン文献。
    エンハンス効果に加え、ヴェリティという特殊なマジック効果をもち、詠唱待機時間を抑えることが出来る。

    エジプトで主に死者とともに埋葬されていた書物。
    死後の世界や、現在は確認できない四百六十万一千二百の神々――デーモン――の存在などが記されているという。

    同名の書物にチベット密教のものが存在する。
    無上瑜伽タントラの教えを記したニンマ派死者の書『パルド・トドゥル』、ゲルク派死者の書『クスムナムシャ』の二冊である。
    また今日、ヨガと誤解されて広まっているのが、この無上瑜伽(むじょうゆが)。

  • グラストンベリ文書 <Glastonbury Scripts> [魔法書・土属性] [オカルト、グリモア等]

    様々な伝説を内包するグラストンベリ修道院に秘匿されていた書、死者の霊力によって書かれたといわれる。
    エンハンス効果に加え、ヴァラーという特殊なマジック効果をもち、魔法発動率を上げることが出来る。

    グラストンベリ寺院の修復に際して、霊媒であるボンドが 1907 年から 1912 年の間に自動筆記によって書いた一連の手稿。
    文書を生み出した精霊たちは十三世紀から十五世紀の僧侶たちだったという。
    また文書後半の世界大戦の勃発と終息に関しては、かなり正確な予言が記されていたといわれる。

    アーサー王の死後、この寺院に聖杯や記録の多くが保管されたとも伝えられている。
    アーサー自身が埋葬されたという説もある。
    なお、自動筆記とはコックリさんのようなもので、高位の精霊が人間を媒体にする手法。

  • ヴァルプルギスナハト <Walpurgisnacht/Songe d'une nuit du Sabba> [魔法書・闇属性] [オリジナル]

    『サバトの夜の夢』と呼ばれる貴重な闇魔法書、魔女の酒宴、葬儀など失われつつある神秘、教義を扱う。
    多大な身体能力を犠牲にし、非常識なほどの魔法攻撃力を得ることが出来る禁断の魔法書、その価値を見出せれば最強装備ともなる。
    元ネタ: ファウスト [ゲーテ] / 幻想交響曲 [エクトル・ベルリオーズ]

  • ネイムレスカルト <Nameless Cults> [魔法書・闇属性] [オリジナル]

    失われた原典『言表せぬ書』の不完全翻訳書、『黒の書』『無名祭祀書』などと呼ばれ、失われた言語や神々を言及。
    正気を犠牲に高い身体能力と底の無いマナを取得できる狂気の魔法書、おおよそ魔法使い向けではなく戦士向けのアイテムとなっている。
    元ネタ: 無名祭祀書 [クトゥルフ神話]

    ダーレスによるクトゥルフ神話に登場する、著者はフリードリヒ・ウィルヘルム・フォン・ユンツト。
    著者が世界中を回って見聞した、恐るべき神々にまつわる古代信仰、秘密の宗派、さまざまな伝承、忘れられた言語などについて記されているらしい。

  • 魔女の鉄槌 <Malleus Maleficarum> [魔法書・闇属性] [オカルト、グリモア等]

    魔法や魔除けについて定義、成文化した神学書の一冊、魔法使い迫害にも利用され悪名をはせる。
    エンハンス効果に加え、アガペーという特殊なマジック効果をもち、消費マナを抑えることが出来る。

    1486 年にはじめて印刷された、魔法に対する中世後期の神学教書の中で最も重要な書。
    著者はドミニコ会士のヤコブ・シュプレンガーとハインリッヒ・クラマー。
    また、これにおける定義と法的成文化は、ヨーロッパにおける最終期の魔女狩りのときに利用された。
    序章にはインノケンティウス 8 世による『大勅書』からの引用、魔女の定義は「悪事を働くために堕天使を勧誘する者」とある。

  • 悪魔の結婚 <Belphegor> [魔法書・闇属性] [オカルト、グリモア等]

    愛と知恵を司る女神ともいわれたサキュバス、不信の魔神ベルフェゴールに言及した書。
    エンハンス効果に加え、ヴェリティという特殊なマジック効果をもち、詠唱待機時間を抑えることが出来る。

    一般に知られる『悪魔の結婚』はジョン・ウィルソンによる 1691 年刊。
    ベルフェゴールはアッシリア起源のバアルであり、中世ではすでに悪魔として確立していた。
    あくる日の悪魔世界、結婚生活による幸福などあるのか、という議論がおこり、これを確かめるために人間世界へ派遣され、幸福など無いことを確信したといわれる。

  • ヘルメスの経典 <Hermetic Canon> [魔法書・闇属性] [オカルト、グリモア等]

    伝説の錬金術師トリスメギストゥスの残した秘儀書、ヘルメティカ、ヘルマイカとも呼ばれる。
    エンハンス効果に加え、ヴァラーという特殊なマジック効果をもち、魔法発動率を上げることが出来る。

    伝説のトリスメギストゥス本人が顕したと推定される纏まった著書。
    実際にアレキサンドリアの主教、聖キリルはこの経典をもとに多くの著書を遺している。
    トリスメギストゥスはモーゼ以前の人といわれるが、経典はキリスト教以後のアレキサンドリア派の秘教ではないかと研究されている。

  • 天路歴程 <The Pilgrim's Progress> [魔法書・光属性] [キリスト教文学]

    アローカの門を抜け、光の国、天の都を目指した魔導師による旅の記録という体裁をとった書。
    エンハンス効果に加え、アガペーという特殊なマジック効果をもち、消費マナを抑えることが出来る。

    イギリスはジョン・バニヤンによる寓意物語で、正編 1678 年、続篇 1684 年に発表された。
    プロテスタント世界で最も多く読まれた宗教書といわれ、新大陸を夢見たピューリタンへ特に多くの影響を与えたといわれる。
    この作品を通じ、文学一般にもアポリオン(アバドンに見合うギリシア語)などの単語が知れ渡ることになった。

  • 光輝の書 <Sepher ha Zohar> [魔法書・光属性] [オカルト、グリモア等]

    広汎多様な資料と膨大な論文、推論を集成し、光属性魔法の解明を試みた書。
    エンハンス効果に加え、ヴェリティという特殊なマジック効果をもち、詠唱待機時間を抑えることが出来る。

    ゾハールとも呼称されるユダヤのカバラ体系の基本テキスト。
    十四世紀にユダヤ教の司祭モーゼス・デ・レオンが現在の形に編集したといわれている。
    テキストは福音文書、二元論、転生、ユダヤ教の伝説をはじめ、プラトーン主義、グノーシス派、マニ教なども高度に網羅する。

  • 変化の書 <Books of Changes/I Ching> [魔法書・光属性] [四書五経:易経]

    『易経』とも呼ばれ『六十四卦卦爻辞』『十翼』の二編からなる書、森羅の万象を顕すという。
    エンハンス効果に加え、ヴァラーという特殊なマジック効果をもち、魔法発動率を上げることが出来る。

    易経とは中国最大の卜占体系の呼称で、整然たる定められた数秘学的象徴的手続きにより、50 の筮竹をもって占いを施行する。
    オカルトの一つではあるものの、西洋的な解釈が非常に困難であり、逆に東洋では『六経』『四書五経』の筆頭に挙げられる必読の書でもある。
    ”易”はトカゲの象形文字で、この種のトカゲは日に 12 回をも体色を変化させ、変化を意味する言葉となった。
    西洋の占いは絶対的な”運命 [Fate] ”を決定するものに対し、東洋の易は人の努力を導くもの、つまり「禍を転じて福となす」道を模索するものである。