新SoS−システム紹介・その6
◆はじめに
面白いシステムが考え付いたので勢いで導入してみました。
「ベンダーシステム」というものです。
従来のSOSには無い流通のシステムになります。
仔細は後述させていただきますね。
◆BMT(BritishMeanTime)
これはゲーム内の時間を表すものです。
この時間は現実時間の約10倍で進行しています。
月の満ち欠けやNPCの行動に影響するほか、イベントやクエストにも関連する予定です。
後述する「ベンダーシステム」にも影響しています。

また月の満ち欠けはムーンゲートに多大な影響を及ぼします。
◆ベンダーシステム
従来のSOSではNPCが売り買いを行う形でしたね。
今回もそれは変わりません。
しかし、ベンダー(販売員)達はよりシステム的な働きをします。

ベンダーとは「道具屋」をはじめ「鍛冶屋」「魔法屋」など様々な種類があります。
また、彼らは街(エリア)単位でも存在します。

ベンダーはアイテムの売り買いを仕事にしています。
プレイヤー達からアイテムを買い上げ、それを販売するということですね。
また彼らは常に特定のアイテムを自ら仕入れ販売を行います。
「道具屋」なら雑貨を「鍛冶屋」ならば武具を、という具合にです。
最低限の消費アイテムやリソース(生産用資材)、武器防具は常に用意されるという事になります。


ベンダー達は一定のルールが適応されています。

まず「自ら仕入れを行ったアイテム」についてです。
これらのアイテムは常に一定の在庫を保持しようと努力します。
しかし、プレイヤーがアイテムを購入すれば物は捌け、在庫は無くなります。
これに対し、ベンダーはアイテムの発注を行います。
実際の仕入れまでにかかる時間はゲーム内時間で約6時間です。
また発注は在庫が減った時点で開始されます。

次に「プレイヤーから購入したアイテム」です。
ベンダーは買い取ったアイテムを、すぐに他のプレイヤーに対して販売を開始します。
しかし一定期間売れなかったアイテムは、ベンダーが破棄してしまいます。
これはゲーム時間で10日程度で行われます。

このようにベンダー達は目に見えないところでも仕事をしています。

今後、物価の変動なども考えるかもしれません。
それにしてもあまり複雑にするのも考え物ですね。
◆マジックアイテム
今回はレアアイテムとは別に、通常の武器より強力で、様々な効果をもった「マジックアイテム」が導入されます。
前回も触れましたが、通常のアイテムにランダムで効果が付属するシステムですね。
効果には程度があり、また種類も豊富です。
ざっと50種類以上はありますね。

たとえば「キーネス・ロングソード・オブ・アキュレイト」という剣があります。
これは切れ味が鋭く、またより正確に攻撃が行える剣になります。
正確な強さやマジックレベルは鑑定を行わなければ分かりませんが……


以下マジック効果の一覧になります。
今後、増えるかもしれません。
また、強力なものほど確立は低くなります。

>> マジック効果

「リーディング」のマジックですがクリティカルが発生した場合、ダメージが最大で2倍程度に跳ね上がります。
装備重量については武具すべてに「重さ」が設定されていますが、これは命中率や回避率に影響を及ぼします。
最後に「耐久」についてです。
装備品にはすべて「耐久度」が設定されています。
これらは摩耗し、最終的には破壊されてしまいます。
しかし、修理などのアクションも予定しています。
◆プレストーリーについて
前作「Ultima of Saga」から、今作「Shattered Legacy」へとつながるストーリーです。
かなり強引に作ってみました。

時間がある方は、一読してみてください。
これはウルティマ・オンラインの世界観を背景にしています。
◆Pre Story 〜 Shattered Legacy
「……騎士よ――」

そう呼ばれた青年は飛び起きる。
返事をしかけたが『目を覚ました』という事実を認識すると同時に口をつぐんだ。
夢を見ていた――

――いや、夢ではない。
両の掌を開く。
手が震えている。
あれは事実だ、あの恐ろしい――

そこまで反芻したところで、それは中断せざるを得なかった。

「よう、気分はどうだい。随分うなされていたんたぜ。それも長い間ね」

どうやら地に臥していたところを助けられたらしい。
しかし、何故――

青年はお礼を述べる。
彼は青年にまだしばらく養生していくように勧めてくれた。
しかし、此処は――

いくつもの疑問が過ぎる。
同時にあの『出来事』の断片がフェードバックしていく。
しかし、自分は――

青年はついに疑問を口にした。
此処は何処か、と。
彼は少し訝しむも、ここは『ブリタニア』であると、そう告げた。
ここは安全だ、少し休むといい。
そのように青年に言うと隣の部屋へと帰っていった。


ブリタニアは消滅したのではなかったのか―
すべての人々は消滅したのではなかったのか―
自分は死んだのではなかったのか――
だのに――

――しかし、ここはブリタニアだった。


「すべての国民よ、ついにこの時が来た。
我々は『より大きな幸福』の為の試練に耐えねばならぬ。
そして旅立とう、真なる次の世界へと。
さあ、今こそ帰ろうではないか、我々の在るべき世界へと」

その日、悲劇は起こった。
王が信じた『より大きな幸福』は終に来なかったのだ。
大地は裂け、闇に落ちた、同時に人々は倒れ、生物は死に絶えた。
それが一つの結末だったのだ――

あるいは――

◆プレストーリー補完
このプレストーリーはウルティマ・オンラインを背景にしています。
その背景とはシェリー・ザ・マウスの「マイ・ストーリー」です。
彼女シェリーは「自分はネズミであり、ネズミだからこそ見ることが出来た事実」と手紙を送りました。
その手紙が「マイ・ストーリー」として刊行されたのです。
またこれは常識ですが、ネズミは文字を書くことは出来ず、人語も理解できません。


以下、要約――

国王ロード・ブリティッシュと親友、執政官のロード・ブラックソンは夕方にはチェスをしながら国の行く末を議論することを日課としている。
今もブリティッシュ王がチェスの駒を並び終えたところ。
その時、突風が部屋に舞い込んだ、家具や調度品が倒れるほどの強風だった。
すると部屋の空間が裂け、そこから声がした。

「ごきげんよう、ブリティッシュ王よ。
わたしはタイム・ロード、君に警告をするためにやってきたのだ。
君は世界を救った英雄を覚えているかな」

ブリティッシュ王は「もちろん、今も戻ってきて欲しいと思っている」と答えた。

「彼は戻ってきている。しかし、ここではない。
宝珠とともに幾千にも散り散りになた世界、その本当の世界にだ。
そう、君ら自身さえもが真の世界の住人ではない。鏡映に過ぎないのだ」

「私の仕事は他でもない、この砕け散った世界を再び一つに戻すことなのだ。
ブリティッシュ王よ、私の仕事に協力して欲しい。
その犠牲は多大なものだ。
しかし、このままではいずれ本来の世界は悪の手に落ちてしまう。
砕けた世界は脆弱なのだ、実際に三つの世界が落ちシャドーロードと化している。
一刻も早く一つの世界に、強固な世界に戻らなければならない」

ブリティッシュ王は愕然としていった。
「しかし我々が本来の影に過ぎないというなら……」

「鏡映たちはオリジナルと一つになる。
王よ、君も君ではいられまい、しかし死ぬわけではない、より大きな自分の一部になるのだ。
しかし、あの忌まわしいときから既に数世代、彼らの殆どにオリジナルは存在し得ない……」

ブルティッシュ王はへたり込んでしまった。
「我が民達よ……」

時の狭間に消えつつあるタイム・ロードは言った。
「より大きな幸福のためだ」

私もこの会話を聞いて愕然としていた。
私自身、いや他の多くの私たち皆がコピーに過ぎないなんて。
その時、部屋の隅に動くものが見えた。
蒼白な面持ちをしたロード・ブラックソンだ――



こうして一連の出来事がネズミによって手紙につづられた訳です。
話の続きはタイム・ロードが彼らすべての人々徳を高めよといって去っていきます。
高められた徳によって彼らはオリジナルと高い次元で統合されると。
その後、ブラックソンは何食わぬ顔で部屋に入ってきます。
「何も聴いてはいない」といって。

この瞬間から彼ら二人の対立が始まります。
ブリティッシュは「八徳の考えの下、徳を高め、世界を破壊し、オリジナルと統合するため」
ブラックソンは「混沌の思想の下、自由意志や自らの力で人々やこの世界を(外敵から)護るため」

マイ・ストーリーには「The Founding of the Guards of Virtue(徳の騎士団の創設)」という続編が存在します。
その最後には予言のような部分が記されていたそうです。

『雪の降る日、高貴な者が集まる
自由意志と倫理の狭間、いさかいは再燃す
ネズミと怪物が覗き見る時、ひとつの挑戦が言い渡される
壊れた槍と断たれた発展、美しい草原は憎悪で汚される
かつて一つだった二人の心、いつか和解の日がおとずれる
ついには世界が恐怖におののく、非難を向ける者すらもはや存在しえない』

さらに、これらマイ・ストーリーを補完する物語して以下4つの話があります。
「The Ballad of the Shattered Stone(砕け散った石の物語)」
「Crystals falls(クリスタルの落下)」
「The Scavenger Hunt(クリスタル狩り)」
「End of The World(世界の終わり)」

ウルティマに興味のない方には面白くないかもしれませんね。
興味のある方は是非探してみてください。
「Britannian Peacocks」というサイト様にすべてありますが……